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電撃ホビーマガジン5月号にガンダムダブルオー・クアンタが掲載されました。
本年度、ユニコーンと並んで注目の劇場版ガンダムダブルオーの主役機として、いち早く設定画が公開されたものの、まだまだ謎の多い機体です。
製作は1/100ダブルオーを基本に胸部フレームや頭部フェイスなど一部1/100エクシアのものを流用し、大部分をプラ板、パテ、レジンブロックなどでスクラッチしています。
しかしながら、いまだに先に公開された斜め前・後の2枚の設定画以外ほとんど資料がなく、特に左肩に装着されたシールド状のファング(?)の構造や肩との接続部分、またその死角になっている左肩の形状などは現状では想像で製作するしかなく、個人的にはファングと肩アーマーとのフィッティングの関係から、左肩は右肩とは非対称の小型のものではないかとの思いもありましたが、誌面で公表される以上さすがにそこまで想像で作るわけにも行かないので、無難に右肩にあわせた左右対称としています。
ファングはダブルオーでは定番のクリアーパーツになっているようで、その再現のためにプラ板で作った原型を透明レジンで複製し、クリアーグリーンで着色しているのですが、うわさには聞いていたものの私自身初めて扱った透明レジンはかなりの難物でした。
透明に限らずレジン複製する際に問題となるのが気泡ですが、透明レジンの場合修正が困難な上、通常問題にならない内部の気泡まで見えてしまう。
まず、硬化中の様子の見える片面型取りで試してみると、流し込み直後はなかった気泡が内部から発生している様子。
おそらくレジン内に吸収された水分が硬化中に気化しているのではないかと思い、専用の脱泡剤を使うが大差なし。
内部から発生するのではシリコン型の形状や流し方をいくら工夫しても無駄なので、とりあえず「数撃ちゃ当たる」で大量に複製して気泡の少ない状態のよいものを使用しようと開き直るも、気温の低い時期というのもあってか硬化が非常に遅い。
冬とはいえ通常のレジンなら10~15分もすれば型から抜ける状態になるのに、透明レジンは40~50分はかかる。
少し型を暖めて硬化促進を促すも大差なく、時間も限られているので結局4セットほど抜いて状態のよいものをチョイスしましたが、少々気泡が目立つ部分も…
聞いたところによると、透明レジンは真空脱泡機などを使っても完全に気泡を抜くというのは難しく、結局気温、湿度など最良の状態を探りつつ、最終的にはある程度運任せという部分があるそうな…
これがより手軽に扱いやすく確実な素材となれば、ジャンル問わずスクラッチの鬼門とも言うべき透明パーツの問題が解決されるのですが…
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- 2010/03/28(日) 20:26:16|
- 電撃HM作例
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| トラックバック:0
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| コメント:4
簡単な説明でスッゲーもの作ってくれてやっぱりアナタは
『 天才 』ですww
クリアパーツはプラ板(もしくはクリア板)切り出しかと思っていたのですか
透明レジンだったんですね。
私はクリア板からの切り出しでいつも作っています。
いやぁ~良いモノを見せて頂いて幸せです。
正規キットが出たら作って並べて欲しいですねっ♪
次回作も期待していますっ!!
- URL |
- 2010/03/30(火) 17:40:16 |
- Pe.Pe. #G91RSZjw
- [ 編集]
>Pe.Pe.さん
コメントありがとうございます。
透明レジンの扱いの大変さはうわさには聞いていたので、最初はプラ板で…とも思いましたが、今回は形状の違う左右対称の2タイプのパーツが必要ということで複製することにしました。
今回はあちこち想像をめぐらせて作ったので、正規キットが出たらとりあえず手にとって、形状確認したいですね。
- URL |
- 2010/03/31(水) 08:53:02 |
- takayo4@管理人 #-
- [ 編集]
>misakiさん
コメントありがとうございます。
普通のレジンでもカットしてみると意外と気泡が入っているものですが、透明だとすべて見えてしまうのでごまかせないんですね。
でも、逆にどこにどうやって気泡が入るのか分かるのは興味深かったです。
設定画は穴が開くほど見たので、あのカットでも左右の肩の形が微妙に違うのは分かったのですが、なにしろ「違う」ってことしか分からない現状では想像の域になっちゃうんで、あの辺が限界ですね。
早く詳細設定を見てみたいです。
- URL |
- 2010/04/03(土) 21:10:49 |
- takayo4@管理人 #-
- [ 編集]