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GARAGE T4ライフ

GARAGE T4管理人takayo4のガンプラ製作記など。

プチHowto

只今、塗創館さんで開催中のM-1決勝戦用のMGキットを作っていますが、投票制のためネタバレ禁止なのでプチHowtoなどを…

本当はきちんとHowtoのコーナーに「MODELING」としてあげようと画像だけは撮っておいたのですが時間の関係で何かと後回しになってきていたので、この機会に…とはいっても特にめずらしいものじゃないし、あちこちで紹介してるものと変わらないかもしれませんが「こんな風にやってるんだ…」と思ってみてもらえば幸いです。

まずは基本的なスジ彫りから。
まず、スジ彫りを彫ったことがないとかあまり得意でないとかいう場合はなるべく平らなものからはじめた方が失敗がないです。
念を入れるならいらないプラ板(ってあるのか?)なんかベストです。
01.jpg

私の場合、まずエッチングのテンプレートを利用してシャープペンで下書きします。
もちろん下書きはスジ彫りのガイドになりますが、広い面にスジ彫りを入れる場合、結構パターンにセンスを問われるのでここで試す意味あいもあります。
定規ではなくテンプレートなのはある程度曲面でも曲がって定着するし、薄いので定規の厚み分線がずれるのを防げます。
同様にシャープペンも製図用の0.3mmとかのほうが、線の太さ分のズレを防げるのでお薦めです。

03.jpg

下書きが終わったらシャープペンをケガキ針に持ち替え、彫っていきます。
彫るといってもはじめは軽く当てていく程度で徐々に強く彫り進めます。
ガイドにするテンプレートなどがずれてしまうと修正が面倒なので、持って固定しづらいときは両面テープなどで貼ってしまうのも手です。

04.jpg

ケガキ針だけで深く掘っていくと徐々に太くなるとともに彫った周辺が荒れてくるのである程度辺りをつけたらハセガワの「ラインエングレーバー」(細彫りできるPカッター)で深く彫りなおします。
このあたりは彫る場所、形などによってエッチングソー、アートナイフの刃先をいじったものなどなど臨機応変に使い分けますが、いわゆる普通のPカッターは彫りが浅く太くなるので使わない方が賢明でしょう。

05.jpg

最後にスチールウール(TOOLコーナー参照)でスジ彫り周辺の毛羽立ちを落とします。
スチールウールはスジ彫り以外でも凹モールドなどペーパーが入りにくいところをならすのに便利ですがあまり頼りすぎるとエッジが垂れますので適度に使いましょう。

とりあえず、今回は平面のスジ彫りを紹介しましたが、個人的にはスジ彫りは何でもかんでも細ければ良いというものじゃなくて、細かなパネルラインや大きな部品の分割ラインなど適材適所で太さを調整した方がメリハリがあると思うのですが、どちらにしても最終的に墨入れがきれいに入るを言う面を考えると深いに越したことはないと思います。
要は深く彫るとどうしても太くなりがちなので細いけどきれいに墨の入るスジ彫りは難しいんですね。

よく墨入れがきれいに拭き取れないとか、線が途切れがちになるという悩みを耳にしますが、これはほとんどスジ彫りの段階で彫りが甘いのが原因だと思います。
私も実際墨の拭き取りは好きな作業じゃないので、その分下準備には念を入れますw。
ディテールアップの一環としてスジ彫りに挑戦するのも楽しいのですが、この辺でお悩みの方はまず、キットのスジ彫りやモールドを彫りなおすことからはじめるのが良いかと思います。

そんなわけで次回は少々やりにくい場所へのスジ彫りの仕方を紹介したいと思います。
  1. 2007/01/18(木) 22:00:18|
  2. Howto
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takayo4
ガンプラ・CG・各種Howto・投稿コーナーなどを掲載するガンプラサイト「GARAGE T4」の管理人。


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